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サウジアラビアの中央銀行がリップル技術のパイロットプログラムを奨励、参加銀行がxCurrentを試行

「私たち(中央銀行)はRippleテクノロジを実装しませんが、私たちはRippleと協力して、商業銀行がそのテクノロジを使用するように教育し、奨励しています。2019年第1四半期に2つの銀行がRippleで稼働する。」@Unlock blockchaim Forum 2019.1.19

SAMAのイノベーション責任者Mohsen Al Zahrani氏は、Rippleが国境間ペイメントという、ユースケースにフォーカスしている点を評価しています。KSA中央銀行は暗号プロジェクトを支援し、自国の銀行がxCurrentを利用することを促進します。Zahrani氏は、2つの地元銀行がxCurrentを採用し、すぐに展開すると語りました。

Ripple社とSAMAは昨年2月にxCurrentの使用に向けて提携していました。xCurrentの導入により、サウジアラビアの銀行は、エンドツーエンドの追跡とコミュニケーションを使用して、シームレスかつ即時にクロスボーダーペイメントを試行できるようになります。

14日に米Ripple(リップル)社は、サウジアラビア通貨庁(SAMA)と同国のKSA中央銀行傘下の商業銀行が、xCurrentを使用してペイメントインフラストラクチャーを改良する事で合意した事を発表しました。

KSA中央銀行の下でパイロットプログラムが予定されており、参加銀行はより高い透明性とより低コストな国内外への送金を決済するためにxCurrentを試行します。Ripple社のインフラ・イノベーションのグローバル責任者Dilip Rao氏は以下のように述べています;

「世界中の中央銀行は、国境を越えた支払いを変革する事に気づき、ブロックチェーン技術に傾倒しています。(こうした流れは)企業や消費者にとって貿易と商取引に対する障壁の低減につながります。...SAMAは変革を先導しており、中央銀行として初めて、Rippleの革新的なブロックチェーンソリューションを使用した即時支払いの実用を望む国内の銀行に、リソースを提供します。」