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ドイツ2位の証券取引所の関連会社Eurex、ETHやXRP等の暗号資産デリバティブの発売を検討か

暗号資産ETFが着々と進んでいる。

にも関わらず、不思議なくらい価格に影響なし。

2018年末のバブル相場はどこへ行ったのか?

個人投資家は退場した人が多そうです。

こんな悲観的な局面ほどチャンスかもしれません

ドイツの伝統的な証券取引所 Boerse Stuttgart (ボルセ・シュトゥットガルト)の関連会社で、伝統的なデリバティブ取引所Eurex(ユーレックス)が、暗号資産のデリバティブを導入する計画が進めているという。現時点では、米国CME(シカゴ・マーカンタイル取引所)、CBOE(シカゴ・オプション取引所) が販売しているビットコイン先物と同様の仕様(=現金決済)で、新しい先物契約の発売に向けて取り組んでいる模様です。The Blockが報じました。

イーサリアムとリップルとビットコイン先物にフォーカス

Eurexの計画に詳しい人物によると、当面の間、同社は主にイーサリアム(ETH)とリップル(XRP)と共にビットコイン先物に焦点を当てているという。

一方で現物受け渡しの暗号先物は、米国のBakkt(バクト)、SeedCX、ErisXなどの事業者によって計画されています。それぞれローンチ目標を2019年としていますが、CFTC(商品先物取引委員会)の承認を待つ必要があります。

Bakktの場合は、現物受け渡しのビットコイン一日先物契約とカストディを計画しています。先物契約はICEの清算期間で米ドルで取引され、期日にICEの規制されたデジタルアセットウェアハウスにビットコイン現物が受け渡されます。

CMEのような現金決済の場合、現物ではなく、純資産総額に相当するビットコイン先物取引の建玉を買い建てます。契約の期日に至ると、収益相当額が配当金の原資となります。

Eurexは、約2年前から暗号資産市場への参入を検討してきました。2017年にEurexは、CNBCで以下のように語っていました;

「私たちは先物について考えています。個人投資家や機関投資家がビットコインへの既存の投資を保護したり、サイバー通貨の値下がりに備えたりできる様な。」

暗号派生商品の市場は、取引量をリードしてきたBitMEX、BitFlyer、OKExなど市場の中でも特に活況を呈しています。米国で先物の参入を目指すErisXのCEO、Thomas Chippas(トーマス・チッパス)氏はThe Blockに以下のように述べています、

 

「エコシステムが成熟するにつれて、そして暗号エコシステムが成熟するにつれて、人々は市場の見方を表現する新しい方法を模索しています。」

Eurexについて

1998年に設立されたEurex(ユーレックス)は世界最大の先物およびオプション市場の一つであり、主に欧州を拠点とするデリバティブを扱っています。Eurexは、世界中の700の場所に低コストの電子アクセスを提供しています。ドイツとスイスの債券から欧州の株式およびSTOXXインデックスまで多岐に渡る商品を扱うEurexは、年間160万件を超える契約を決済しています。同社のプラットフォームは、世界で最高かつ最も革新的な完全電子市場の1つと考えられています。

Eurexは株式を公開しており、投資家、機関、金融機関にグローバル資本市場へのアクセスを提供する取引機関DeutscheBörse(BörseStuttgart)が所有しています。

ボルセ・シュトゥットガルト:

約1,000億ドルの取引量を処理するボルセ・シュトゥットガルト(BörseStuttgart)グループは、ドイツで2番目に巨大な証券取引所です。同行は今月初め、関連会社を通じて、仮想通貨取引アプリ「BISON(バイソン)」は、正式にサービスを開始しました。現在、BISONはドイツのGoogle・AppleアプリストアでBISONをダウンロードして、ビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETH)、リップル(XRP)、ライトコイン(LTC)の4種類を、ユーロ(EURO)で売買できます。

昨年8月にボルセ・シュトゥットガルトは、BISONとは別に「ICOプラットフォーム、取引プラットフォーム、および仮想通貨のための保管サービス」を開発すると発表していました。